朝、時間が足りない。
起きた瞬間から、時計とにらめっこ。
出かける支度、子どもの準備、朝ごはん、ゴミ出し……
「自分のための朝時間なんて、無理だよ」って思ってた。
でも、ほんの少しでいいから、“自分に戻る時間”が欲しかったんです。
そこで私が始めたのは、
「行動を足す」のではなく、「余白をつくる」こと。
やることを詰め込むんじゃなくて、
“間”をつくる。止まる瞬間を残す。
たった15分しかなくても、
その中に“余白”があると、
朝って、ちょっとだけ整いはじめます。
朝は15分しかない。それでも何かしたい気持ちがある
時間がない朝。
それでも「ただ消費するだけの朝にしたくない」と思ってた。
忙しい日々の中で、
「朝くらい、自分のために使いたい」って気持ちがあった。
でも実際は、
- 起きてすぐに動き出して
- 気づけばもう出発の時間
- “今日も何もできなかった”って感じる毎日
そんな自分に、がっかりしてた。
でもそれは、時間がないんじゃなくて、余白がなかっただけかもしれない。
「時間を増やす」のではなく「余白をつくる」って考え方
朝にやりたいことがあっても、
時間を確保しようとすると、どこかが削られていく。
睡眠を削る？支度を急ぐ？家族のリズムを乱す？
そのたびに、ちょっとずつ自分の心がすり減っていく。
やることを増やすと、心がすり減る
「白湯を飲もう」「ノートを書こう」「朝に副業を……」
どれも素敵な習慣だけど、詰め込むほどにしんどくなってしまう朝もある。
本当は、がんばりたかったんじゃなくて、
ちょっと立ち止まりたかっただけかもしれない。
“何もしない1分”を、あえてつくることから始める
だから私は決めました。
朝の15分の中に、“何もしない1分”を入れる。
- 白湯を飲んだあと、カップを持ったままぼーっとする
- ノートを開いたまま、書かずに眺める
- 窓際に立って、ただ外を見てるだけ
その1分があるだけで、
「朝に追われる」感覚から、「朝を受けとめる」感覚に変わった気がします。
朝の余白があると、気持ちが整いやすくなる理由
「ちゃんと動けた朝」と「余白のあった朝」
どっちが満足度が高いかって、実は後者だったりする。
忙しさの中に“止まる時間”があると、
不思議と呼吸が深くなって、
気持ちの輪郭が見えてくるような感覚がある。
行動が整うんじゃなくて、気持ちが整う
たくさんのタスクをこなした朝より、
「今日の私、なんか悪くないな」って思える朝の方がうれしい。
それって、行動じゃなく“心のポジション”が整ってる証拠なのかもしれない。
何かを成し遂げたわけじゃないのに、
なぜか安心してスタートできる朝がある。
「今日の私、悪くないかも」って思えるだけでOK
朝の“余白”があると、
焦りやノルマから距離が取れる。
そして「私、今日もまあまあいい感じ」って思えたら、
それだけで1日がちょっとラクになる。
整ってる朝＝静かで穏やかで、少しだけ自信が持てる朝。
15分でできる“余白の朝習慣”アイデア
「余白をつくる」といっても、
どうしたらいいか分からないときってありますよね。
ここでは、時間も労力もいらない“朝の余白”をつくる習慣をいくつか紹介します。
白湯を飲む
ただ一口ずつ、ゆっくり飲むだけ。
その数十秒が、体と心をゆるめてくれる。
「温かさ」を感じるだけで、
今日の自分とつながれる気がします。
窓を開けて、風と音を感じる
季節の空気、外の音、太陽の光。
五感が外に向くだけで、気分が“リセット”される。
頭の中にあったもやもやが、ふっと外に流れていく感覚。
“ぼーっとするだけ”ノート
ノートを開いて、書かなくてもOK。
ただ眺めるだけ、前回のページを読むだけでも、
気持ちが整うことがあります。
“何かを生み出す場”ではなく、“戻れる場”としてのノート。
無音の時間を1分つくる
音楽もつけず、スマホも見ず、誰とも話さない。
静かさに身を置くと、自分の内側の声が少し聞こえてくる。
たった15分の朝でも、
この中からひとつ選んでやるだけで、
余白のある朝ができあがります。
朝の“余白”が、1日中じんわり効いてくる
あの朝、たった1分間だけ、
白湯を飲んでいた静かな時間。
ただそれだけなのに、
その日1日、心の中に“静けさ”が残っていました。
焦ったときも、慌ただしい場面でも、
「あの朝の空気」をふと思い出すだけで、少し落ち着けた。
余白って、ただのスキマじゃなくて、
「今日の私、大丈夫かも」って思える場所なんだと思います。
たくさんのことはできなくてもいい。
時間がなくても、完璧じゃなくても、
その中に「少しの余白」があれば、朝は整う。
15分だけでも、
いや、5分でも、1分でも。
あなたの朝にも、小さな余白を忍ばせてみませんか？
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