「朝ノートって何書けばいいの?」と3分悩んでた私の答え

朝ノート、やってみたいと思ったことありますか?

ネットで「朝の習慣にノートをつけると整う」とか、
「自分と向き合える」「感情の棚卸しになる」なんて言葉を見て、
よし、やってみようとノートとペンを準備した朝。

…書き出しで止まりました。

「何を書けばいいの?」
「どう始めれば正解なの?」
頭の中は言葉にならないものでいっぱいなのに、
紙の前では、手が止まったまま。

私はそんな朝を、何度もくり返してきました。

目次

「朝ノートって何書けばいいの?」の壁、私も越えられなかった

「朝ノートがいいらしい」って言葉を、何度も見かけました。

自分と向き合える。
思考が整う。
モヤモヤが言語化できるようになる。

そう聞いて、「私もやってみたい」と思ったんです。
ノートを買って、ペンも新調して、朝のテーブルに置いて。
でも実際には、「何を書けばいいの?」でフリーズ。

まっさらなページの前で、うんうん唸るばかり。
ノートを開いても、手は止まったままで、
そのうち「書けない自分」がイヤになって、やめてしまう。

「続けられないのは、自分に意思がないからだ」
「私には向いてないんだ」
そうやって、やりたかったはずの習慣から、自分を遠ざけていました。

“うまく書くこと”をやめたら、朝ノートが続いた

ノートを書くのをやめてから、しばらくして。
ある日、なんとなく手元にあったチラシの裏に、
「今日、眠い」ってだけ書いてみたんです。

ちゃんとしたノートじゃなくていい。
ペンじゃなくて鉛筆でもいい。
とりあえず、“いまの自分”を一言だけ外に出してみる。

それが、私にとっての朝ノートの再スタートでした。

最初に書いていたのは「寝不足」や「眠い」だけ

「昨日遅くまでスマホ見すぎた」
「寝た気がしない」
「天気悪いし、何もしたくない」

そんな愚痴みたいな言葉ばかり。
でも、それを書いていると不思議と、
「これ、昨日も思ってたな」って、ちょっとだけ自分を客観視できたんです。

それでも不思議と朝が整う感覚があった

「書かなきゃ」と思ってた頃は、
“整えるために書く”つもりだったのに、
実際には“整っていないと書けない”状態になっていました。

でも、「眠い」とか「だるい」とか、
なんでもない一言を外に出すだけで、気持ちに余白が生まれる。

まるで、頭の中でぐるぐるしてた霧みたいなものが、
1行の文字になって紙に落ちたとたん、
少しずつ晴れていくような感覚。

文章として整っていなくても、
内容がポジティブじゃなくても、
「いまの自分」を少しだけ外に出せること。

それだけで、朝が“始まった”感じがしたんです。

「朝ノートはこう書かなきゃ」ってない

SNSや本に出てくる「朝ノート」は、
3ページ書くとか、ポジティブな言葉で始めるとか、
なんだか“正しい方法”が決まっているように見えます。

もちろん、それが合う人もいる。
でも私は、それに合わせようとするたびに、
朝が「できなかった自分を責める時間」になっていました。

書くことは目的じゃなく、準備運動みたいなもの

今は、朝ノートを「準備運動」だと思って書いています。

気持ちを整える準備。
今日の自分と“つながる”ための時間。

言葉にならなくてもいい。
むしろ、書きながら少しずつ言葉になっていく感じを楽しむくらいで、ちょうどいい。

走る前にストレッチするように、
朝の自分をほぐすように、ノートと向き合ってみる。

“書けなかった日”があっても、それは失敗じゃない

どうしても書けない日もあります。
ノートを開く気力すらない日も、もちろんある。

でもそれは「失敗」じゃなくて、
今日は“書くより大事なことがあった”というだけ。

ノートを書かないと、朝が始まらないわけじゃない。
だけど、ノートを書いた日は、
ちょっとだけ、自分をやさしく始められる。

まずは3行、今日の朝ノートを書いてみるなら

「それでもやっぱり、何を書いたらいいかわからない」
そんなときのために、最初の3ステップだけを用意しました。

これを参考にすれば、“ちゃんとしたノート”じゃなくても、
あなたの朝が、ちょっとだけ整うきっかけになるはずです。

ステップ1:いまの気持ちを書く(本音でOK)

書き始めの言葉は「だるい」でも「起きたくなかった」でもOK。
ネガティブな言葉も、外に出せばそれだけで意味があります。

「正直、今日はやる気ない」
「なんかソワソワしてる」
“今ここにいる自分”の状態をそのまま書く。 それだけでいいんです。

ステップ2:「これだけやれたらいいこと」を1つ書く

予定やToDoじゃなくて、“気持ちよく終われそうなこと”を1つ。

たとえば、

  • 白湯を飲めたらOK
  • 外に出られたらOK
  • 洗濯物をたたんだらOK

小さな「これだけやれたらよし」があるだけで、
その日1日がぐっとラクになります。

ステップ3:「あ、これ書けた」で終えてOK

書き終わりに「おわり」って書いてもいいし、
「ここまで書けたから今日はOK」でもいい。

“いい感じにまとめよう”としなくて大丈夫。
ノートは、誰かに見せるものじゃないからこそ、
自由に終わっていいんです。

「言葉にならない朝」も、1行書けば始まる

ノートに書くことが見つからない日。
何も言葉が出てこない日。
ただただ、ページを開いて、閉じるだけの朝。

そんな日も、あっていいと思います。
むしろ、何も書けなかった朝も“朝活”だったと、私は思っています。

大切なのは、「書けたかどうか」よりも、
「ちょっとだけ自分と向き合えたか」どうか。

1行でも、書けたら十分。
「今は書けないな」って思えたら、それもOK。

朝ノートは、“続けること”よりも、
自分の朝に“帰ってくる場所”としてそこにあるもの。

今日の朝、あなたはどんな言葉から始めたいですか?

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